ドジャースの歴史とライバルたち

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ドジャース(Los Angeles Dodgers)は、アメリカ・メジャーリーグベースボール(MLB)を代表する名門球団で、現在はナショナルリーグ(NL)西地区に所属している。ドジャースの歴史は非常に長く、ニューヨーク時代から始まる。

ドジャースの歴史

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1. ブルックリン時代(1883年〜1957年)

  • 創設: 1883年、ニューヨーク州ブルックリンで「ブルックリン・アトランティックス」として創設。
  • 球団名の変遷: 初期は「グルームズ」「スーパー・バス」などの名称を経て、最終的に「ドジャース(Dodgers)」に定着。これは「路面電車(trolley)」を巧みに避ける人々(trolley dodgers)に由来。
  • ジャッキー・ロビンソンの登場(1947年): MLB初の黒人選手としてジャッキー・ロビンソンがデビュー。アメリカの公民権運動にも大きな影響を与える歴史的事件。
  • 初のワールドシリーズ優勝(1955年): 長年の宿敵ニューヨーク・ヤンキースを破り、悲願の初優勝を達成。

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2. ロサンゼルス時代(1958年〜現在)

  • 移転: 1958年にブルックリンからロサンゼルスへ本拠地を移す。メジャーリーグ初の西海岸球団となる。
  • ドジャー・スタジアム完成(1962年): 現在も使用されているドジャー・スタジアムは、MLBでも最も歴史のある球場のひとつ。
  • 黄金期(1960〜1980年代)
    • サンディ・コーファックス、ドン・ドライスデールらの活躍。
    • 1963年、1965年、1981年、1988年にワールドシリーズ制覇。
  • 名シーン: 1988年、カーク・ギブソンがケガを抱えながら放った劇的なサヨナラ本塁打は今も語り継がれている。

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3. 近年(2000年代〜現在)

  • 再建期を経て再び強豪に: 2010年代後半から、クレイトン・カーショウ、コディ・ベリンジャー、ムーキー・ベッツらを擁して再び黄金期に。
  • ワールドシリーズ優勝(2020年): 新型コロナウイルス禍で短縮シーズンとなった2020年、32年ぶりにワールドシリーズ優勝を果たす。
  • 大谷翔平の加入(2024年): 日本人スーパースター・大谷翔平が10年総額7億ドル(史上最高額)でドジャースに移籍し、世界的な注目を集める。

ドジャースの特徴

  • アメリカ野球の歴史と文化を語る上で欠かせない存在。
  • 伝統と革新を両立する球団。
  • 世界的な人気を持ち、近年は特にアジア(日本・韓国)でのファンが急増。

ドジャースの因縁ライバル

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1. ニューヨーク・ジャイアンツ(現:サンフランシスコ・ジャイアンツ)

最大のライバル

  • 歴史:両チームは19世紀末からのライバル関係で、当初はどちらもニューヨークの球団でした(ドジャースはブルックリン、ジャイアンツはマンハッタン)。
  • 因縁の始まり:1890年代からの宿敵関係。互いに激しく争い、特にペナントレースでしばしばぶつかってきた。
  • 西海岸移転後も続く:1958年にドジャースがロサンゼルスへ、ジャイアンツがサンフランシスコへ移転し、「ニューヨーク対決」は「カリフォルニア対決」として継続。
  • ファン同士の激しさ:選手同士の対立だけでなく、ファン同士の熱い応援合戦、時に過激な抗争が話題になるほど。
  • 象徴的な試合
    • 1951年の「ザ・ショット・ハード・ラウンド・ザ・ワールド」(ボビー・トムソンの劇的な本塁打)。
    • 毎年の直接対決は全米でも特に視聴率が高い。
  • 主な所属選手:イ・ジョンフ、タイラーロジャース

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2. ニューヨーク・ヤンキース

ワールドシリーズのライバル

  • 主な関係:ブルックリン時代から数々のワールドシリーズで激突。特に1940〜1950年代は、ヤンキースに何度も敗れ、「ドジャースの悲劇」と呼ばれるほど。
  • 代表的なシリーズ
    • 1941年、1947年、1949年、1952年、1953年のワールドシリーズでヤンキースが勝利。
    • 1955年、ドジャースがヤンキースを破り、悲願の初優勝(ブルックリン時代)。
  • 現在:リーグが違うためレギュラーシーズンではあまり対戦しないが、もしワールドシリーズで再戦すれば全米注目のカードとなる。
  • 主な所属選手:アーロン・ジャッジ、ゲリット・コール

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3. サンディエゴ・パドレ

近年の地域ライバル

  • 背景:パドレスは歴史的にはドジャースの格下と見られてきましたが、近年の大型補強で実力が拮抗し、激しい地区争いに。
  • ファンの対立:特に2022年のプレーオフでパドレスがドジャースを破ったことで、ライバル意識が一気に高まった。
  • 地域性:南カリフォルニアを代表する2チームの争いとして注目されている。
  • 主な所属選手:ダルビッシュ有、松井祐樹、フェルナンド・タティス、マニーマチャド

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4. セントルイス・カージナルス

ナショナルリーグの名門同士

  • 歴史的名勝負が多い:特に2000年代にポストシーズンで何度も対戦。地区は違うが、実力と伝統を兼ね備えたナショナルリーグの強豪として、お互いを強く意識してきた。
  • 主な所属選手:ラーズ・ヌートバー、ノーラン・アレナド、マイルズ・マイコラス

まとめ

ライバル主な対立構造特徴
ジャイアンツ地域・歴史的因縁MLB屈指の宿敵
ヤンキースワールドシリーズ東西の名門対決
パドレス地区ライバル近年急浮上
カージナルス名門対決ポストシーズンの好敵手

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